2012年9月4日火曜日

デッド・ゼロ 一撃必殺


極大射程から始まったスワガーサーガの最新作。



極大射程で飲んだくれながらバカスカとライフルで多数の人を射殺しまくっていたボブ・ザ・ネイラーも老境にさしかかり衰えは隠せなくなっているものの、天性のスナイパーの素質はさび付くことなく本作でも充分に魅力を堪能することができる。ただ、ボブ自身のアクションはほぼないのでそれがなんとも寂しい。

敵役は愛嬌があり魅力的で謎の黒幕とあいまって物語をより面白いものに仕立てている。また、本作の中心人物はボブのアクション不足を補うべく不屈のタフガイっぷりを発揮させられまくっている。ドローンのような最新の無人戦闘機の説明も興味深い。

極大射程、狩の時などから比べるとサクサクと読み進められる印象だけどその分少し薄味になったかも。最後のほうにかなり衝撃的な今後のスワガーシリーズを左右する暴露があるのでスワガーシリーズファンならば必読の一冊。

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